能勢広.の仕事の様子や映像塾の講習、日々の徒然について記します。
月刊視聴覚教育12月号に新作映画 紹介 記事掲載です。2024/12/24
月刊視聴覚教育12月号 映画のエスプリのコーナーで、記録映画 僕の稲作は未来に向かって進む 紹介記事掲載されました。2025年1月号にも、2025年の、お勧め映画として紹介記事掲載の予定だそうです。是非 本屋さんか図書館で読んでみて下さい。
大阪芸大にてアニメーション線画台の取材 2024/12/22
新人アニメーター育成ドキュメンタリー撮影の一環にて、大阪芸大の映像学科にあるアニメーション線画台の取材に行きました。昔セルアニメで制作していた時代、線画台の台の部分にセルを置いて、上から固定したカメラで撮影する装置です。セルを何重にも重ねると、透過光の光量が落ちたり、台をミリ単位で動かしたり、カメラとセルを置いた台の中間に、もう一つセルを置いたりして背景をぼかしたりと、色々なノウハウがあったそうです。現在はこの装置を使ってアニメを作っておりませんから、失われた技術となりつつあります。この装置の使い方は、50代以降の技術者であればまだ後世に伝えられるかもしれません。時代とともに古いものは消えていく運命かもしれませんが、技術伝承はしていってもいいと個人的には思います。
新人アニメーター育成ドキュメンタリー 2024/12/16
現在 新人アニメーター育成のドキュメンタリーを撮影しています。低賃金による離職や、先輩クリエーターがいないために、新人に対して技術伝承がなされない現状などを物語に入れながら、新人アニメーターと、それを指導するベテランアニメーターのコミニケーションや仕事振りを撮影しています。ベテランアニメーターは、劇場版呪術廻戦0の作画監督 西井輝実さんで、西井さんの仕事ぶりを来年 上旬まで取材します。線の考え方や、人物の輪郭をどう出すか、人物周辺に存在する物の存在の認識など、取材は大変興味深く、その部分を撮影して気づきがあったり、示唆があったりと記録する意義を感じています。
岩手県九戸村ふるさと上映会 作品上映 2024/11/29
九戸村ふるさと上映会に行って参りました。映画「どこかに美しい村はないか」「僕の稲作は未来に向かって進むの」の2本立て上映で、過去一番の入場者数となったようです。2つの作品は岩手 遠野の自然の情景を映しながら、そこに暮らす人々を追っています。地域で暮らす人達はそこの環境や自然に生かされながら暮らしています。そういうメッセージを作品に込めるには、ディテールとしてしっかり映像で記録することが大切だと思います。上映された2作品には、稲の発芽、稲の花の開花、雲の動き、田んぼに映る星、雲海などの様子が見られます。これを撮るのに技術的には過去に多くの撮影を経験して、撮影データーを集めていたからこその成果であると言えます。デジタルの撮影になって技術的には少し楽になったものの、撮影で 大切なのは丁寧に撮ることを心がけることだと思います。
岩手県宮古市 シネマデアエル 作品上映 2024/11/24
自身の監督作品「僕の稲作は未来に向かって進む」〜岩手 遠野 青年夫婦の米作り奮闘記〜を宮古のシネマデアエル様にて上映して頂きました。ここは昔の蔵をリフォームした情緒溢れる温もりのある映画館でして、素晴らしい環境で上映して頂きました。映画をご覧になられた皆様、シネマデアエルの皆様 有難うございました。
90分の手持ち撮影 2024/11/21
背中の筋肉は硬直してバキバキ、右肘も固まってコッチコッチ、たかが2Kkgの小型業務用ビデオカメラだけど、90分も手持ち撮影で回しっぱなしにすれば身体は悲鳴をあげる。被写体となる小さな鉛筆の先を手持ちでカメラをフォローする、ピントの山も浅く どこにピントが合っているのかもよくわからない、鉛筆を持っている被写体のコメントも聞きながら、鉛筆を追うか、コメントによっては顔にカメラを振り上げなければならない、いや〜 最高の画を撮るにはなんて厳しい仕事なんだろうか。こんな仕事のあと、満員の電車で1時間半立って乗った後の写真がこれ。クライアントやスタッフの前では口が裂けても疲れた〜なんて言えないが、あえて言わせていただく 疲れた〜 帰ったら暖かい風呂に入り、よく寝て 疲れを取って、明日も最高の画を撮ろう。
新人アニメーター育成についてのドキュメンタリ-撮影 2024/11/20
現在 アニメーターの低賃金問題と新人育成についてを題材にしたドキュメンタリーを撮影しています。主人公は呪術廻戦0の総作画監督 西井輝実さんと、新人アニメーターの原画ちゃん(仮名)の二人。このベテランと新人の二人からなるアニメ制作を通して、アニメ業界の今を2025年1月まで撮影していきます。
兵庫県知事選挙について思う 2024/11/19
百条委員会設置、パワハラ疑惑と話題の絶えない兵庫県知事選挙。民意によって知事は再選を果たしましたが、多くのTVや新聞では知事のスキャンダルな面を報道していました。果たしてパワハラは実際にあったのであろうか?自殺者との因果関係は?再選を機にメディアの流す情報の信憑性が問われ出しました。私も映像を扱うメディア側の人間ですが、今回の一連のこと、何が正くて、何が悪いのか、自身の情報をどう集めて精査するか、もっと気をつけて社会を見ていく必要性を感じました。
個別講習を行なっています
初心者講習のカリキュラムを使い、2名の方のマンツーマンでの個別講習で、毎週土曜日に生徒さんが来られています。
定期開催の初心者講習の他に、ご相談頂ければ、日程を決めて個別講習も行うことが出来ますので、お気軽に御連絡下さい。
第41期 初心者ビデオ撮影講習が始まりました。
第41期 初心者ビデオ撮影講習が始まりました。今回の生徒様は関西方面から参加されています。
第1日目の講習は、ビデオカメラの機能的な説明や、フレームレート、シャッターについて、レンズf値、レンズの使い分け、フィールド周波数、色温度などの映像制作で必要な基礎の部分を学びました。
次回は、編集と撮影の相互関係と、三脚の説明を致します。